目立ちたくない世代が聞きたいのは成功談よりも○○

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白石 哲郎

船井総研ロジ株式会社 物流ビジネスコンサルティング部 
チーフコンサルタント

物流企業に対して倉庫作業員やドライバーの採用支援に主に従事。船井総研ロジの300社以上のクライアントデータから時流を分析し、採用課題改善の提案を行っている。​​

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「20代の若手が入社したが、突然辞めてしまった。もっと色々な経験を積んでもらいたいと思っていたのに」「言われたことしかやらない。もっと自分で考えて行動できるようになってほしい」

運送会社の社長様からこのような声をよくお聞きします。

そこには、価値観や求めているもが世代間で大きく違うことから、気付けばすれ違いが起きていることが考えられます。

本コラムでは、世代による価値観の違いから見る、若手社員定着のポイントをお伝えします。

「現代の若者」は何を求めているのか?

現代の若者は「自己承認欲求は高いが、自己主張は苦手」と言われています。

SNSは自己主張をして誰かと意見をぶつけるというよりも、自分の好きなものを出して好いてくれる人とだけコミュニケーションを取りますので、自己主張とはまた違うと思います。

さらに踏み込むと、自己承認欲求が高いというのは「失敗したくない」「否定されたくない」「自分は大丈夫という安心感が欲しい」という意識の裏返しであり、 そういった傾向が強くなっている理由としてSNSや掲示板サイトの普及が考えられます。

「目立つこと」や「人とは違う行動をすること」は叩かれたり、さらしあげられることを見て育ってきているため、「自分は周りと同じような価値観を持っている。スタンダードでありたい」という意識が強いです。


ミスを恐れるというより、目立ちたくないので「まずはやってみる」というのを怖がります。また自分で考えてずれた行動をしたくないのでマニュアルが整備されていることを求めます。正解が欲しいのです。

若手社員を定着させるポイントとは?

とはいっても、全て手取り足取り教えるわけにもいきません。自身の判断で仕事を進めることも当然出てきます。では上記の傾向のある若者にどう接したらよいでしょうか?

ポイントは大きく3つあります。

マニュアルの準備

前述の通り、マニュアルを用意することが大切です。正解を用意し、安心感のある体制を構築しましょう。

一対一のコミュニケーションで相手を受け止める

周りの視線を怖がることが多いので、一対一のコミュニケーションを通して、自分が異端かもしれないと思っていることを肯定していくことが大切です。

失敗談を伝える

失敗したくないという心理から、成功談よりも「失敗談を聞いて安心したい」という側面も持ち合わせています。ですので失敗談を伝えるのも良いでしょう。

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