物流セミナーレポート 2021.10.07

時流の最先端を行く物流企業10年先も一番を走る秘密を大公開!「先進物流企業オンライン視察セミナー」

2021年先進物流企業オンライン視察セミナー

船井総研ロジは、年に1回「先進物流企業オンライン視察セミナー」を開催しています。成長的事例やモデルを見て、自分自身の中に感じる力や直観力をつける、経営者向けの勉強法です。
今年は2日間で計6社の企業を紹介いたします。
セミナーではリアルな臨場感で企業を視察できるほか、チャット形式の質疑応答で気になったことを気軽に質問できます。また、セミナー参加者にはセミナーの録画データを提供し、いつでもセミナーの内容を勉強することができます。

2日目9月17日(金)では「時流の最先端を行く物流企業10年先も一番を走る秘密を大公開!」と題しまして、各3社様にご講演いただきました。
ライフサポート・エガワ様「物流業界の将来を見据えたダイバーシティ経営と人材育成手法」
西川運輸興業様「全自動倉庫の立上げと社員満足度を上げる労働環境」
シーアール物流株式会社様「物流サステナブル経営と物流会社がやるべきDXへの取り組み」
を計3部構成でお送りいたしました。

講座概要

1部 物流業界の将来を見据えたダイバーシティ経営と人材育成手法
2部 全自動倉庫の立上げと社員満足度を上げる労働環境
3部 物流サステナブル経営と物流会社がやるべきDXへの取り組み

1部 物流業界の将来を見据えたダイバーシティ経営と人材育成手法

エガワアカデミー

東京都足立区に本社を構える、株式会社 ライフサポート・エガワ代表取締役CEO・江川 哲生氏にご講演いただきました。
同社は共同配送・広域輸送・3PLの事業を得意としている年商100億円越えの企業です。

先輩社員の仕事に対するネガティブ発言が多く若手が定着しないことで悩んでいた同社は、ドライバーの新卒向けの教育としてエガワアカデミーを始めました。
研修ではエガワアカデミーを卒業した先輩が指導員として研修を行い、研修生だけでなく指導員である先輩社員の仕事の基本を見直す場にもなっています。
仕分け・積み込み等の作業員の補助から始まりトラック協会の安全研修を受ける等、10ヶ月の研修を受けてアカデミーを卒業したドライバーに活躍してもらっています。
教育に力を入れることにより、サービスの向上だけでなくドライバーの定着に成功しています。

エガワアカデミー

また、「きつい・きたない・危険」の3Kの職場から「安全・安心・安定」の3Aの職場へ環境整備を行っています。従業員に気持ちよく働いてもらうために体のケアをしないといけないと考えた同社は、ボディファクトリーやカフェテリア等の施設を作ることで従業員に癒しの環境を提供しています。
教育と働く環境は仕事の効率を上げるうえで非常に重要なので皆様も見直してみてはいかがでしょうか。

2部 全自動倉庫の立上げと社員満足度を上げる労働環境

全自動倉庫によるサービス品質の向上

新潟県に本社を構える、西川運輸興業 株式会社 執行役本部長・土屋和彦氏にご講演いただきました。
同社では毎日何万件のアイテムを入庫出庫していたがすべて人力で対応しており、下記のような業務上の課題を多数発生していました。
・庫内作業員の労働時間超過
・目視でのピッキングにて誤出荷の発生
・1日20名の庫内作業員の従事による人件費の増加

全自動倉庫によるサービス品質の向上

このような課題を解決すべく全自動倉庫を導入することで4つの効果がありました。
(1)14名分の人件費削減⇒28万/月×12か月×14名=4,704万円
(2)同じ人材リソースで生産性アップ⇒①の14名は他の現場に転属
(3)残業時間の75%削減⇒2024年問題の対策
(4)サービス品質のアップ⇒誤出荷0の実現とリードタイム1日半短縮

また、営業活動への効果も多大に発生しており、毎月20件ほど新規荷主企業からHP経由で問合せが発生しています。
全自動倉庫の効果により「生産性の向上」「サービス品質の向上」を実現した同社は他社との差別化に成功しております。
倉庫作業では属人化してしまっている企業様も多いと思いますが、人力でなくとも対応できる業務の自動化を検討してみてはいかがでしょうか。

3部 物流サステナブル経営と物流会社がやるべきDXへの取り組み

物流会社がやるべきDX

岡山県に本社を構えるシーアール物流 株式会社 代表取締役社長 大久保 泰造氏にご講演いただきました。
同社は知名度から認知度に上げるためには周囲と関わり課題を解決する必要があると考え、社会課題や地域課題の解決を事業として取り組んできました。
同社は楽しいをテーマに支え合う取り組みを行っており、本レポートでは「物流会社がやるべきDX」について抜粋してお伝えします。

物流会社がやるべきDX

同社では機械的な単純作業をなくし、人間本来の豊かな仕事に集中するためにDXを進めています。
DXを進めることで以下ような効果を得ることが出来ます。
(1)業務フローの見直し
仕事の因数分解が進み、不必要な仕事が見える化され効率化が進む
(2)PC作業の時間削減
入力や振分といった単純作業の時間が削減され、労働価値を高められる
(3)ペーパーレス推進→セキュリティ向上
コスト削減はもとより、キャビネットを開くたびに発生するリスクを回避します
(4)データーの有効活用
必要な書類を探す時間の削減はもとより、経営や管理での各種分析コストを大幅削減
(5)人員の有効活用
上位人材の労働から単純作業が消え、より価値の高い仕事時間に専念させることができる
(6)BCP→BCM推進し、BCMSへ
BCPの最適化を行い続けるプロセスを構築するBCMをプロセス化し、常にレジリエンスな組織をつくる

DXを進めることで上記の効果を得られるだけではなく、DXを進めない企業は将来生き残りが厳しくなってきますので、これを期にDXを考えてみてはいかがでしょうか。

受講者の声

自社がやるべきことをやりたいことに転換し、愉しんで事業運営をされていることがとても素晴らしいと感じました。
まず事業の前に方針の共有やインナーブランディングを通して社内の足並みを揃えていくことが他企業よりも圧倒的に進んでいるので、様々な事業がスピード感を持って進んでいると感じました。
弊社も現在ビジネスモデルやグループで持つべき価値観を整理している段階なので、とても参考になりました。
(運送会社 H社)

社会貢献と地域への貢献を考え、たくさんの事業を展開していることにとても敬服いたします。介護、福祉などを通じて、地域に根ざした取り組みで、必要とされることや選ばられ企業となっていることがとてもうかがえました。また、社員教育の充実度は、目を見張るものがあり、とても参考になります。また、提案営業のツールとして、物流診断プログラムを構築され、お客様からの信用信頼を得られる仕組みだと思いました。今後は、福祉への充実をさらにされるということで、立ち止まらない姿勢が、素晴らしいと思いました。ありがとうございました。
(運送会社 O社)

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