ゼロ・エミッション

ゼロ・エミッションとは、「生産活動などの結果、排出される廃棄物をなくす」ことで、廃棄物対策とリサイクル推進について定めた循環型社会形成基本法(2000年施行)の目標である。

廃棄物をなくすには、リデュース(資源を大切に使い、ゴミを減らす)、リユース(繰り返し使う)、リサイクル(再生利用する)の3Rを実践すること、つまり資源を極力使わないか、または使ったとしても効率的に使うことが重要である。

物流分野でもゼロ・エミッションの取り組みがさまざまな場面で進められている。代表的な例は、回収包装材の使用を減らすため、折りたたみ式のリターナブル容器を用いたり、包装材の材質に木材や発泡緩衝材の使用を極力減らす企業が徐々に増えている。またクロスドック機能を強化し、幹線輸送と集配送の一貫輸送システムを構築して、包装材を使用しないなどの事例もみられる。

トラック輸送自体、排出ガスを出すため、海運や鉄道にモーダルシフトしたり、共同配送などにより実車率を向上させ車両台数を減らすこともゼロ・エミッションに向けた取り組みである。

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