生活信条に適った仕事

Pen Iconこの記事の執筆者

橋本 直行

船井総研ロジ株式会社 代表取締役社長

人間は、マクロには、幸福になることを求めて、行動しています。

人生の中で大きな割合を占める仕事をするのも、幸福になるためです。

裏返せば、幸福になれる仕事が、よい仕事だと言えるでしょう。

イギリスを代表する作家である、アーノルド・ベネットは、幸福とは何かについて、次のように述べています。

「幸福とは、肉体的、精神的快楽を得るところにあるのではなく、理性を豊かにし、自らの生活信条に適った生き方をするところにある」

つまり、自分が正しいと思える行動を取れているとき、人は幸福であり、正しいと思えない行動を取ってしまっているとき、不幸になるのです。

ベネットは、次のような例を挙げています。

盗みをした人間が後悔するのは、盗むという行為が彼らの生活信条に反した行為だからであり、もしも盗みが道徳的に立派なことだと、心から信じてやったことであれば、幸福な気分になれる。

ですから、企業としては、従業員が、自社の仕事をすばらしいことだと信じて取り組めるように、共感できる仲間を集めて、意義をしっかり伝えるべきなのです。

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橋本 直行

船井総研ロジ株式会社 代表取締役社長

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