物流コンサルタントの視点 最新更新日:2022.06.22

物流センター立ち上げ時の掟

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物流業界では年始頃から燃料高騰が騒がれていました。ここ最近では、食品や日用品といった「より私たちの生活に身近な品物」の物価上昇が止まることなく続いています。

物価上昇と物流センターがどう関係するのか

物価上昇の理由は、原材料の高騰や物流費の高騰など様々ですが、あらゆるところで物価上昇が発生しているのが実態です。今後の消費動向から、生産計画・生産ロット・在庫リードタイムなどを見直さなければなりません。

企業の成長や販売戦略の変化、社会環境の変化に伴い、物流戦略の見直しも不可欠です。物流戦略の見直しは「物流センター」にも影響します。影響する点は、大きく以下の3つがあげられます。

物流センターへの影響

物流戦略の見直しによる物流センターへの影響と具体的な取り組みについて紹介します。

1.物流センターの配置(分散・集約・新設)

  • ・1センターのカバーエリアが広いため、担当エリアを分けるために拠点を分散
  • ・エリアによっては販売縮小にともない拠点の閉鎖(集約)
  • ・販売量の増加にともない、新たな機能を付加した物流センターを新設

2.物流センターの規模(拡大・縮小)

  • ・1センターで対応できるキャパシティを超えるため、新たな拠点への移管
  • ・荷量減少に伴い、物流センターの利用スペースを縮小

3.物流センターの機能

  • ・販売単位の変化により、複数アイテムのセット作業が新規で発生(流通加工)
  • ・輸入品の取り扱い増加により海上コンテナの入荷が増加(デバン可能なバースの確保)

物流センターを立ち上げる際には、このような背景を整理したうえで、要件に合致するセンター(場所)やセンターの運営に対応できる企業を選定していきましょう。

さいごに

「物流センターの立ち上げ」に、みなさんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?

事前の念入りな準備が「物流センターの立ち上げの成功の秘訣」です。事前の念入りな準備とは、誰が、いつまでに、何をやるのか、といった役割分担とスケジュールを細かく設定することを指します。

立ち上げには予想できないことが多く起こります。「これぐらい大丈夫だろう」と思っていた些細な問題が、いざ本番稼働になると、トラブルの火種になることは、よくある話です。

そのようなことも踏まえて、危機管理を意識した、余裕を持ったスケジュールと人員配置が必要不可欠です。

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Pen Iconこの記事の執筆者

田代 三紀子

船井総研ロジ株式会社 シニアコンサルタント

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