3PL企業を活用した輸配送体制の再構築

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亀田 剛

船井総研ロジ株式会社 DXL推進部 
部長 エグゼクティブコンサルタント

物流戦略の中でも注目されている輸配送体制(輸配送網)の再構築について説明していきます。

荷主企業は、輸送配送体制を再構築する必要性を感じていると思われます。

しかし、現実的な取り組みの進捗状況としては、実施をしてみたが未だに目標レベルまでは解決できていないといった荷主企業がほとんどではないでしょうか。

荷主企業と運送事業者では、共通目的(効率化を図り、無駄を省きたい)でさえも十分に議論されていないことがあります。

なぜ荷主企業の改善に対する取り組みが十分に進まないのでしょうか。

その原因としては以下のことが考えられます。

3PL企業とは最適なロジスティクスの構築を提案できる企業

未だに荷主企業は、

①荷主企業と運送事業者との間においての適正なパワーバランスが保てない
②企業戦略において、輸配送体制の再構築についての具体的な取り組みは、後回しにしてなんとかするという思想から脱却していない
③多くの荷主企業は、輸配送オペレーション事業のアウトソーシング化が長年続き、詳細な運行状況を把握できていない
④荷主企業は、自社に合致した輸配送網かどうか見極めることができていない

といったことです。

上記のような状況に置かれている荷主企業は、まずは自ら意識変革をすることが重要ですが、加えて3PL企業に各課題や問題点を相談されることをお勧めします。

3PL企業とは、最適なロジスティクスの構築を提案できる企業のことです。

3PL企業との協業で解決できなかった課題を推進する

自社にとって最適な3PL企業と連携することで輸配送体制に対する課題解決に向けた、次のような取り組みが期待できます。

①荷主企業に代わり、現状の運行業務を適時的確に把握して、荷主企業に有益な情報提供をすることができます。
荷主企業は、現場調査や分析した正確な情報に基づいた結果をもとに、最適な輸配送ルートの検証についての取り組みを実行ことができます。


②3PL企業は、物流受託者になりがちな主従の関係ではなく、荷主企業とは対等な立場で、既存の納品条件ルール(指定時間など)の見直し提案をおこなうことができます。
積載効率や稼働効率を上げるなど、まずは既存インフラでの輸配送オペレーション体制での最適化の実現を期待することができます。

③輸配送オペレーション体制の安定化を図るべく、共同配送やエリア宅配サービスなどの新しい取り 組みの実行を期待することができます。

④荷主企業が、不足している物流ノウハウや物流人材を補完することを可能にします。
その結果、輸配送体制再構築が後回しにしている荷主企業にとっては、最適な輸配送体制と運営の課題解決における即効性のある取り組みを期待することができます。

このような取り組みを信頼できる3PL企業と協業することによって、荷主企業だけでは課題解決できなかった取り組みを推進することができます。

ノンアセット型3PL企業の強み

当社は物流コンサルティングのみならず、第三者的な立場として3PL企業の役割を実務提供できるサービスまでを手掛けています。

また、当社はノンアセット型の3PL企業です。そのため、国内の一般的な3PL企業と比べて次のような特徴があり、効果も期待していただきたいと思っています。

①荷主企業との利害関係を一致させ、荷主企業の視点に立って課題解決に向けて推進します。
輸配送オペレーションの物流システムの最適化で得た成果は荷主企業とシェアしています。

②輸配送全般の領域においても、物流コンサルティングのノウハウと輸配送網のネットワークも豊富に有しています。
自前の物流インフラにしがらみがない分、荷主企業の視点からの最適なロジスティクス企画の提案をおこない時流に適用する輸配送体制を再構築することができます。

③物流とITが融合したプラットフォーム構築を提供します。

個別企業単位のみでの最適化でなく、業界全体の最適な視点で共同物流を実現するべく実践的な輸配送オペレーションの体制の構築に注力しています。

これからの安定的な輸配送を実現するべく輸配送網の再構築を必要とする荷主企業様で、当社にご興味ある方は、お気軽にお問合せください。

お問合せはコチラから ≫ https://www.f-logi.com/

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亀田 剛

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部長 エグゼクティブコンサルタント

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