輸送モード
貨物を輸送する際の輸送手段のことを指し、大きく分けて「トラック輸送」、「船舶輸送」、「鉄道輸送」、「航空輸送」の4つに大別される。
トラック輸送
国内貨物総輸送量「トンベース」で輸送分担率約9割を占め、物流の主役的な位置付けで利便性が高く、幅広く対応できる高い柔軟性がある。
一方でCO2排出量が多く、長距離輸送や輸送量には限界がある事や、道路の混雑状況で到着時間が左右されるなど、ドライバー不足問題が年々深刻化している。
鉄道輸送
ダイヤで定時に運行するために発着時間が正確で、低コストかつ大量に運ぶことが可能である。トラック輸送と比較すると、CO2発生は約8分の1となるが、トラック輸送と比べても近距離、中距離輸送ではコストが割高になる場合がある。
船舶輸送
大量貨物を長距離、低コストで運ぶことが可能である一方で、速度が遅いことと、港湾で貨物積み卸しに大きな設備が必要となる。コンテナ船の利用から、陸運と海運が一体化する傾向が強くなっている。
航空輸送
少量で付加価値の高い貨物を、速く運びたいニーズに対応可能であることに加え、ライフサイクルが短い商品やスピードが求められる貨物に最適で、輸送中の揺れが少ないために貨物の破損が低減される。一方で、航空輸送は料金が高く、航路によって異なるが、海上と比べて5倍程度の運賃がかかる場合もある。
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