物流倉庫で見るべきポイント4選

Pen Iconこの記事の執筆者

朝比奈 実央

船井総研ロジ株式会社
ロジスティクスコンサルティング部

小売業や卸売業、製造業(自動車、化学品、機械など)といった幅広い分野におけるコンサルティングに従事。特に物流コスト適正化や現場改善、物流リスク評価などを得意としている。

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皆さんは物流倉庫を訪問する際、倉庫をどのような視点で見ているでしょうか。物流費が高騰する昨今、物流倉庫のコスト適正化は荷主物流部の重要な役割のひとつです。物流センターの運営コストが適正か否かチェックするポイントとして、以下の4点が挙げられます。

4つのチェックポイントとは?

1,生産性

まず最初のポイントは、生産性です。入荷からピッキング、出荷といった工程別に、現場の生産性に影響を与える箇所がないかチェックします。

例えば、入荷エリアでは入荷仮置き場のスペースが十分に確保できているか、という視点があります。入荷仮置き場のスペースが十分でないと、仮置き場に荷物が溜まり、トラックから荷物を荷降ろしできなくなります。そうなると、入荷の回転率が下がり、生産性が下がってしまいます。

2,品質

2つ目のポイントは、品質です。コスト適正化を考える上では、品質も同時に確認すべき重要な項目です。物流における品質は、物流事故(商品の誤配、破損、紛失など)の発生件数で評価され、件数が少ないほど品質が高いといえます。

具体的には、物流品質はppm(Parts Per Million:百万分の一)と呼ばれる単位で管理されます。業界や倉庫規模によって求められる基準は様々ですが、一般的には50ppm/月が目安とされます。自社倉庫のppmはどの程度か、日々数値化して管理することが大切です

3,コスト

3つ目のポイントは、コストです。倉庫におけるコストは、倉庫で働くパートやアルバイトの人件費が大きな割合を占めるため、倉庫周辺の時給単価と比較して、倉庫内の時給が高いか低いか、派遣の利用率を抑えられているなどがポイントになります。

ただし、工業団地など、周辺に競合が多いエリアでは人手確保のために高い時給単価を提示をせざるをえない場合や、派遣の利用率が高いことがあります。

4,安全

最後のポイントは、安全です。物流倉庫内で働く従業員の安全確保ができているか、働きやすい職場づくりができているかといった点も重要です。


フォークリフトを使用している倉庫であれば、事故を防止するためにフォークリフトの稼働エリアと一般作業者の稼働エリアを分ける、または稼働する時間帯が分ける必要があります。そのほか、空調が整備されているか、防火シャッターの下に物を置いていないか、などの5S的な視点も挙げられます。

以上、物流倉庫で見るべきポイントを4つご紹介しました。物流倉庫を見るときの参考になれば幸いです。

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