会社のルール、社員に伝わっていますか？

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「空気を読む」「暗黙の了解」

会社において人が集まると、さまざまなことが起こります。いいこともありますが、ときには認識や価値観の違いから、行き違いやトラブルを生むこともあるでしょう。

特に日本では「空気を読む」「暗黙の了解」などの言葉があるように、言葉にせずとも察することをよしとする文化があるといわれています。おそらく貴社でも、明文化されていないけれど、何となく浸透しているルールが思い当たるのではないでしょうか。

すべてをルール化・明文化するのは難しいかもしれませんが、まずはトラブルが予測されるものから会社として見解を示し、ルールブックとしてまとめることをおすすめします。

たとえば服装がだらしないといっても、上着の前を開けているからなのかズボンの裾をまくりあげているからなのか、話してみないことには個々でどのように認識しているかわかりません。そのようなときに、ルールブックがあれば認識を統一することができます。

また指導方法も、管理職個々のやり方に任せているとパワーハラスメントを問われかねない時代です（パワハラ防止法: 改正労働施策総合推進法施行／大企業2020年6月～、中小企業022年4月～）。ただ、注意しづらいからといって放置していると、会社の雰囲気や規律に悪影響を及ぼしかねません。

就業規則や業務マニュアルがすでにある場合は、これをもとに簡単なものから作成するのがいいでしょう。管理職・事務・ドライバーなど、職種別のルールブックも効果的です。

最後に、ルールブックは作ったら終わりではなく、定期的に見直すことが前提です。現状と違うところを見直し、改訂を重ねることが「活用」につながります。

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