法改正における運行管理でするべき対応

玉川 豪史

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玉川 豪史

船井総研ロジ株式会社 物流ビジネスコンサルティング部

運送会社を専門とする社会保険労務士・行政書士事務所に8年間勤務した後、船井総研ロジ株式会社に入社。労働者との間に問題を抱える中小運送会社に対し、労働紛争の解決や賃金体系の変更など、人事労務コンサルティングに従事している​​。

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「2024年問題」の根幹とも言われている法改正が目前に迫ってきました。 今回の改正は、「働き方改革関連法」の変更による時間外労働の上限規制(960時間/年)や、27年ぶりの改正となる「改善基準告示」による拘束時間等の短縮(284時間/月・3300時間/年)など、【長時間労働の是正】が焦点となっています。 本コラムでは、運行管理として着眼すべきポイントを解説します。

ドライバーに対して明確な指示を出せていますか?

出発時刻の指示

荷積・荷卸時間の指示だけをして、後は運転手任せにしていませんか?「道が混む前に出発したい…。」「下道で走りたい…。」などと言って、4時間で着くはずの場所に6時間前に出発していたりしませんか。無駄な拘束時間を削減するために、実態を把握し、出発時刻を指示するようにしましょう。

休憩時間の管理

残業時間の上限が新たに設定されたので、年間の残業時間を管理しなければなりません。残業時間は、「拘束時間-所定労働時間-休憩時間」となるので、今後は確実な休憩時間の把握が必要になります。デジタコや日報を確認し、月単位、年単位で休憩時間を管理するようにしましょう。

「出勤から出庫まで」や「帰庫から退勤まで」の時間管理

出庫前(出発点呼前)の時間や、帰庫から終業後点呼までの時間に無駄な時間はありませ んか? 運行管理ができていない会社では、帰庫しているのにおしゃべりに夢中でなかなか点呼に来ない。というのをよく見かけます。拘束時間とは、出勤から退勤までを指しますので、しっかりと会社が管理して無駄な時間を削りましょう。

このように、労働時間が短縮される4月以降は、限られた時間の中で効率よく労働をしてもらうことが重要になってきます。 2024年問題を乗り切るためにも、今一度無駄な時間がないかを確認しましょう。

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法改正における運行管理でするべき対応

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船井総研ロジ株式会社 物流ビジネスコンサルティング部

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