物流経営コラム 最新更新日:2021.12.24

リーダーを決めないことで生産性を高める現場

これからの人事制度のあり方|2024年問題と物流企業が直面する課題整理

リーダーを決めない理由

ある通販物流会社では、倉庫現場でパートや派遣の女性が多く働かれていますが、チームを決め、リーダーを決めるということをしていません。

あえてリーダーを決めない理由は、
・リーダーを置くと、派閥ができ人間関係で仕事に支障がでる可能性がある
・現場を固定化しないことで、柔軟で効率的な運営を行う
ためだそうです。

通販の物流なので、曜日や季節によって繁閑の差が大きく、ローテーションで人のやり繰りをする方が効率的です。そして、あえて会社側からリーダーを決めなくても数人集まると、その中から自発的にリーダーシップをとる人が必ず出てくるそうです。

ルールと仕組みだけ明確にしておけば現場は問題なく回る

リーダーを決めない代わりに、ルール決めと仕組み化に徹底的に注力されています。ルールと仕組みだけ明確にしておけば現場は問題なく回るのです。

同社の取り組みを一つ例にとると、「色」を使って仕組みを作られています。

例えば、ゴミ箱を色分けし、どの種類のゴミはどこに分別するといいのか、瞬時にわかるようにしていたり、ピッキングカゴも荷主別に色分けされたりしています。また、バックヤードの棚番が色分けされており、どの通路を通って商品を取りに(置きに)行くのが効率的なのか、それも色ごとに決められています。

頭で考えなくても、どのように行動すれば一番効率がいいのかわかるというところまで落とし込まれ、現場に浸透させています。

特定の人に依存しない現場運営

仕組み化という言葉の定義として再現性があり、継続性があることが必須だと思います。また、再現性というのは、誰でも、いつでもできるということです。つまり、前述のように、できる限りシンプルで、人によって解釈が異なることがない基準を設けることがポイントです。

物流現場だけに限らず、多くの企業様では仕事の生産性や成果が、個人のスキルに依存してしまい、担当者によって仕事のアウトプットに大きな差があるという場合が少なくないと思います。そのような問題を解決するための、同社の「特定の人に依存しない現場運営」は、示唆に富んでいると思います。

中小運送会社の経営課題解決をサポートしています

中小運送会社の経営者のみなさまに、日々役立つ情報をお届けしています。運送・物流企業の社員教育・定着率アップの手法を解説した動画を販売しています。

また、当社では、運送業に特化したコンサルティングを行っています。無料相談も受け付けておりますので、いつでもご相談ください。

経営相談に申込む
オンラインでの経営相談をご希望の方はこちら
コンサルティングサービス一覧

なお、コラムの更新やセミナーの最新情報はLINEでも配信中です。
この機会にぜひ『友だち登録』をお願いします。

友だち追加

↑クリックすると友だち登録用のQRコードが表示されます。

おすすめ情報

サービス/ロジスティクスプロバイダー経営研究会

概要
業績アップに特化した物流企業が集まる経営研究会!船井総研ロジが主催する研究会は、日本の物流業界をけん引する企業が一堂に会し、業績アップのノウハウを学びます。
詳細
https://www.f-logi.com/butsuryu/society/

サービス/物流企業向けコンサルティング

概要
当社が有する以下のノウハウを最大限に活用し、コンサルティングサービスを提供しています。物流業界に特化し、全国で300社以上の物流企業の業績アップコンサルティングを展開しています。
詳細
https://www.f-logi.com/butsuryu/consulting/

Pen Iconこの記事の執筆者

河内谷 庸高

船井総研ロジ株式会社 エグゼクティブコンサルタント

その他の記事を読むArrow Icon

船井総研ロジの公式メールマガジン メルマガ会員募集中!