BPO(英：Business Process Outsourcing)

BPOとは、企業活動における業務プロセスの一部を一括して専門業者に外部委託すること。
対象の業務プロセスについて企画・設計から実施までを外部委託するため、アウトソーシングの中でも、外部委託先の自由度が高いことが特徴である。

BPOと外注の違いについて

BPOと外注は、同一視することが多いが、何を成果とするかが異なる。
外注は業務の進め方については一切問わず、事前に取り決めた「成果物」を事業者が期日通りに納品することが成果である一方、BPOは文字通り「ビジネスプロセス」、業務の遂行そのものが成果になるという違いがある。
BPOの場合、依頼を受けた事業者は各業務のプロフェッショナルとして、業務運営に加えて、人員配置や業務指示、教育などのすべてのプロセスを独立して戦略的に担う。単に依頼内容を処理するだけでなく、その先にある効率化や利益向上、オペレーションの標準化といった課題解決も目指すことができる。

BPO活用のメリット

・コストの削減：固定費の変動費化のみならず、経営資源のコア業務への集中などより優れた業務品質を実現し、顧客への提供価値を高めることが可能となる。
・リソースの補填：コストの削減と共に見込まれる効果のひとつとして、「不足しがちなリソースを適切に補填する体制を整えられること」も挙げられる。
・グローバル化に柔軟に対応できる：各業務に関する専門的な知識やノウハウをもつプロフェッショナルとして、多くの顧客へサービスを提供している為、さまざまな法制度の変更や社会情勢の変化への対応も円滑に進める

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