ロジスティクス(Logistics)

ロジスティクスとは、モノの調達から販売までを管理し、必要なものを・必要なときに・必要な量、準備・手配・供給すること。社内の全体最適を考えることが目的で、物流とは管理する領域が異なる。同様の考え方に「JustinTime(JIT)」がある。

ロジスティクスの語源は、フランス語の「logistique」で、ナポレオンの時代に使われ始めた軍事用語である。全米にある全国物流管理協議会(National Council of Physical Distribution Management)が1987年にロジスティクス管理協議会(Council of Logistics Management:CLM)へ改名したことが広まった要因とされている。

ロジスティクスと物流の違い

ロジスティクス(Logistics)

意味

モノの調達から販売までを管理し、必要なモノを・必要なときに・必要な量だけ、準備・手配・供給すること。

もともとは「兵站(Logistics)」という軍事用語で、戦場の最前線に武器・食料などの物資を供給するための戦略のことを指す。

目的

調達から販売までを管理し、社内の全体最適を考えること。ロジスティクスを取り入れることで無駄が減り、適正在庫の実現や物流コスト削減につながる。

例:販売実績を見ると、ノートは売上が下降傾向で在庫が余る可能性が考えられるため、仕入を止めるよう指示した

物流(Physical Distribution)

意味

商品が生産されてから消費者の元へ届くまでの一連の流れ。物的流通の略。⇔ 商的流通

ただモノを運ぶだけではなく、保管や包装なども含まれる。

物流には、輸送・保管・荷役・包装・流通加工・情報処理の6つの機能が含まれている。

目的

指定された場所へ指定された荷物を納品することが目的。商品の生産とお客様の間にある時間的・空間的ギャップを埋めることができる。

例:○○○○ストアへノート10冊を届けるため、宅配便を手配した

物流業界の時流を、より深く!船井総研ロジのWEBマガジン「ロジー」の物流用語辞典では、 ロジスティクス(Logistics)や運行三費など物流関連用語の解説をしています。 また、船井総研ロジは荷主企業・物流/運送企業双方にコンサルサービスなど多岐にわたるサービスをご提供しております。
詳しくはコーポレートサイトをご覧ください。

ページの先頭へ