見落としがちなコストの話 物流センターの電球交換

船井総研ロジ

Pen Iconこの記事の執筆者

物流コンサルの船井総研ロジ

   
国内最大級の物流コンサルティングファーム。物流・ロジスティクス領域において、戦略・戦術の策定から実行までを一貫してサポートする日本最大級の総合物流コンサルティング企業です。

≫ 物流コンサルティングについて、くわしく知りたい方はコチラ

輸配送コスト、荷役、流通加工コストなど注目を集めやすい物流コストがあります。その一方で、見落としがちな物流コストもあります。
その一つが、物流センターの電球交換です。具体的に、どういったコストが必要になるのでしょうか?

専用の機械と人員の導入

物流センターの天井高はおおよそ5~7メートルほどあります。高いところであれば10メートル近くもあります。
そんな天井に取り付けられてる電球は、気軽に交換することは出来ません。
そのため電球交換には、専用の機械(高所作業車)と作業人員の導入が必要になります。
物流センターの保有者によっては、そういった作業は指定業者を決めている場合もあります。(主に不動産ファンド)

高所作業車のレンタル費用

高所作業を行うための道具はたくさんありますが、一般的な電動式リフトだと@数万円/日程度ですが、自走式でないため、運賃が片道で@50,000円程度発生してしまいます。
一つや二つを交換するためには、レンタルできないレベルです。

電球交換のスケジューリング

電球の交換は、どのタイミングで行なえば良いのでしょうか?
稼動時間が朝から夜までの物流センターの場合、作業を行なっていない深夜の実施が好ましいです。
では、24時間対応のセンターは?
この場合、常に人が作業を行なっており物流センターが静まる時間がありません。そのため、計画を立てて電球交換を行なう必要があります。
どのエリアからどの順番で交換していくのか。その間の作業はどこで行なうのか、など。事前にしっかりと計画を練る必要があります。

このように電球交換をするためにも、大変な手間とコストがかかります。
物流センターを運営する際、こうした見落としがちなコストも試算に入れる必要があります。

船井総研ロジ

Pen Iconこの記事の執筆者

物流コンサルの船井総研ロジ

   
国内最大級の物流コンサルティングファーム。物流・ロジスティクス領域において、戦略・戦術の策定から実行までを一貫してサポートする日本最大級の総合物流コンサルティング企業です。

≫ 物流コンサルティングについて、くわしく知りたい方はコチラ

その他の記事を読むArrow Icon

ページの先頭へ