トップの視点 2020.07.19

裸の王様にもの申す研修

飛行機の事故の多くは、機長(正操縦士)が操縦しているときに起こるそうです。

副操縦士が、機長のミスに気付いても、思い切って指摘できなかったというときです。

逆に、副操縦士の操縦時には、機長はミスを難なく指摘できるため、事故の発生率は低くなります。

企業でも、このような権威主義、裸の王様化がはびこると、崩壊リスクが高まります。

ですから、最近では、心理的安全性を高めて、誰もが意見を述べやすい風土を創ろうとする企業が増えています。

しかし、事故防止が最重要課題である航空業界は、さらに踏み込んだ対策を打っています。

近年は、ほぼすべての航空会社で、『クルー・リソース・マネジメント』という教育を行なっているそうです。

この研修の受講者は、おかしな点を見つけたら、相手が誰でも、迅速かつ率直に指摘できるように、訓練されます。

航空会社に限らず、すべての企業に必要な教育だと思います。

Pen Iconこの記事の執筆者

橋本 直行

船井総研ロジ株式会社 取締役 常務執行役員

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