オフィスの存在意義
コロナ禍によって、ホワイトカラーの業務のほとんどは、リモートワークで可能なことが判りました。
そこで、必然的に出てくるのが、『オフィス不要論』です。
オフィスなんて、縮小どころか、すべてなくしてよいのではないかという議論です。
業務の特性によっては、すべてなくすことは可能でしょう。
しかし、私は、多くの業務をリモートワークで行なうことにしても、オフィスはあった方がよいと考えています。
なぜなら、人間には、「集まりたい」という衝動があり、集まれる場所を求めるからです。
例えば、多くの宗教は、創始者が開いたころは辻説法ですが、信者が増えてくると、礼拝所を建設し、集会を開こうとします。
礼拝所は、同志との結束を感じられる、心の拠り所なのでしょう。
これからのオフィスは、同様の役割を持って、存在すべきだと思います。