トップの視点 2020.05.02

衰退する国・企業のたどる道筋

世界三大投資家のひとり、ジム・ロジャーズ氏は、これまで歴史を徹底的に勉強してきたと言います。

国の衰勢のルールは、歴史から学べるからです。

世界を股にかけて投資をする彼にとって、それぞれの国の未来は、最も大きな関心事です。

ロジャーズ氏は、衰退する国は、たいてい次のような道筋をたどると述べています。

「国民が怠け者になり、身の丈に合わない額のお金を借り、働きたがらないようになる」

では、こうならないためには、どうすればよいのでしょうか?

それは、移民がやってくる国にすることだと彼は説きます。

「強くて偉大な国は、移民に支えられて繁栄してきた」
「人々が逃げ出していく国は衰退する」

自分がもともと住んでいた国でよい人生を送れるのに、好き好んで海外に移住しようとする人は、普通はいません。

もっと豊かになりたい、幸せになりたいと考えて、人々は他の国に移住し、必死になって働き、子どもを育て、よい教育を受けさせようとし、お金持ちになりたいと強く願います。

そして、人々が逃げ出していく国には、アグレッシブでない人だけが残り、前述のような道筋をたどるのです。

企業の衰勢にも当てはまるルールだと言えるでしょう。

Pen Iconこの記事の執筆者

橋本 直行

船井総研ロジ株式会社 取締役 常務執行役員

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