”自責”の定義
船井総研グループ創業者の舩井幸雄は、「他責をやめて、自責で生きよう」と説きました。
では、”自責”とは、どのような捉え方でしょうか?
一般的には、「うまくいったら他人のおかげ。失敗したら自分のせい」という心がけでしょう。
しかし、この定義は、ニュアンスが厳し過ぎて、自身を必要以上に苦しめてしまう気もします。
私は、自責を表すのには、「他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる」という認識が、最適ではないかと思います。
つまり、「自己コントロールできる範囲に集中せよ」ということです。
かつてお釈迦さまは、弟子からの「死んだらどうなる?」という質問に対して、次のように答えたそうです。
「毒矢が刺さったら、あれこれ考える前に、まず矢を抜かなければならない」
あれこれ思い悩まずに、この世で今できることを考えた方が、生産的です。
自責で生きた方が、気楽です。