トップの視点 2020.03.18

BCP策定の目的

天災から人災まで、近年、企業経営においてのリスクが増大しています。

しかし、中小企業でBCP(Business Continuity Plan、事業継続計画)を策定している企業は、そう多くありません。

『平成28年版中小企業白書』によると、15%程度に留まっています。

策定が進まない理由のひとつは、おそらく従来の”防災対策”と”BCP”の違いを、正しく認識していないからでしょう。

社員や建物を守るための防災対策は、消防法等の適用もあり、一定レベルでできている企業が多いと思われます。

しかし、それとBCPは、策定の目的がまったく違います。

BCP策定の目的は、想定されるトラブルが発生したときに、できる限り早く事業を復旧させるためです。

トラブル発生後の初動対応、連絡体制、サービスレベルなどについて、組み立てておくのがBCPです。

計画の対象が、人や建物ではなく、事業なのです。

今回の新型コロナウィルスの影響が、喉元を過ぎないうちに、策定に着手しましょう。

Pen Iconこの記事の執筆者

橋本 直行

船井総研ロジ株式会社 取締役 常務執行役員

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