演説のコツ
人を動かすプロの経営トップにとって、説得力のあるスピーチ技術の習得は、不可欠と言えます。
20世紀中頃のイギリスで、雄弁家と評された議員、アノイリン・ベバン氏は、『演説のコツ』を尋ねられて、以下のように述べたと言います。
「反対意見の弱点ではなく、最も強いところに狙いを定めて、そこに切り込みなさい」
弱点ではなく、長所・美点に打撃を与えてこそ、相手の主張を切り崩せるという考えです。
つまり、相手の考えの芯の部分を入れ替えなければ、腹落ちはさせられないということなのでしょう。