トップの視点 2020.02.05

チームワークを最重視するな

日本トップクラスのダンスプロデューサー、夏まゆみ氏は、「チームワークや協調性を最重視する人で、成功した人はひとりも見たことがない」と言い切ります。

夏氏は、チームメンバーのひとりひとりが、プロ意識を持っていれば、仕事は、最後には必ずまとまると言います。

なぜなら、本物のプロなら、強く自分の意見を主張しながらも、最後には成果を求めて、全体最適に落とそうとするからです。

例えば、ダンスの舞台を企画するとき、衣装担当と舞台セット担当のそれぞれから、相容れない意見が出たとします。

前者は踊りやすい衣装にしようとするが、後者はセットに合ったきらびやかなものを求めるといったことです。

しかし、はじめは議論が紛糾したとしても、最終的には、舞台を成功させるという目的に副って、よいところに落ち着くのだと、夏氏は説明します。

つまり、大事なのは、「協調」ではなく、「目的の共有」なのです。

船井総研創業者の舩井幸雄は、「一体化が経営のコツだ」と言い、「一体化とは、決して仲良しということではなく、目的・目標の意識を共有することだ」と説きました。

それぞれがプロ意識を持ち、一体化することが、成功のコツだということは、間違いないようです。

Pen Iconこの記事の執筆者

橋本 直行

船井総研ロジ株式会社 取締役 常務執行役員

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