手土産の意味
流通ジャーナリストの故・金子哲雄氏は、仕事先に手土産を持参するときには、必ず銀座コージーコーナーのシュークリームを選んでいたそうです。
これは、日商岩井の副社長だった海部八郎氏が、手土産は岡埜栄泉の豆大福と決めていたというエピソードをご尊父から聴いてからです。
「手土産というものは、それを見たら、その人を思い出すきっかけになるようなものがいいから」です。
思い出すきっかけがあれば、今後の仕事につながる確率が上がります。
営業活動は、そのときの相手の課題を解決すべく、すぐに動ける場合だけではありません。
期が熟したときに、一番に思い出してもらえるように、相手の心に”きっかけ”を埋め込む活動でもあります。
「僕の死に方 エンディングダイアリー500日」(小学館)
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