家から出てみよう
己を知ることは、戦いに臨むにあたり、最も重要なポイントです。
自社について知るためには、まず外のことを知る必要があります。
特徴というのは、客観的な視点で、相対的に把握するものだからです。
アートディレクターの佐藤可士和氏は、このことについて、次のように表現しています。
「家にこもっていたら、自分の家は見えない。外に出て初めて『オレの家ってこうなんだなあ』と思える」
例えば、他社の成功事例を紹介するセミナーや、先進企業を視察する目的は、何かルールやノウハウを得て、真似をするためだけではありません。
外に出て、自社を客観的・相対的に眺める、よい機会なのです。