意見をしてくれる人
ライフコーポレーション会長の清水信次氏は、以前、『週刊東洋経済』のコラムで、「トップは、周りに意見をしてくれる人を持つべきだ」と説いていました。
清水会長は、ダイエーの創業期から興隆期に、中内功氏を支えた2人の番頭さんを例に挙げました。
中内氏は、なかなか人を信用しない人だったそうですが、その2人の言うことは、信頼して聴いたとのことです。
しかし、彼らは、どちらも若くして亡くなってしまいました。
その後は、「中内氏の持っている独特の個性に、周りの人は、皆恐れおののいて、なかなか物を言えなかった」そうです。
清水会長は、これを「非常に残念なことだ」と述べています。
清水会長には、社内外どちらにも、意見をしてくれる人が、多数いるそうです。
半世紀以上繁盛を続けてきた、同社の成功の秘訣のひとつでしょう。