社員へのメッセージ
ダンボール製造装置で世界3位のシェアを有する繁盛メーカー、ISOWAの社長、磯輪英之氏は、2005年から、毎日「磯輪日記」というブログを書き続けています。
目的は、マーケティングではありません。
ブログページの上部には、次のような言葉が書かれています。
「ダンボールを通じて世界中に夢を提供したい。『スピードと対話』を掲げ、 世界一社風のいい会社作りが目標です」
これは、社員向けのブログなのです。
磯輪社長は、ブログを始めた目的を「(社員の)皆に自分の人間性を知ってもらいながら、風土改革にかける思いを伝えるため」だと言います。
社長が経営を引き継いだとき、社内は硬直化し、指示待ちの社員が多い、よくない風土だったそうです。
それを変えるため、始めた施策のひとつが、「今日何をしたか、今何を考えているか」を書き続けている、このブログです。
始めてからしばらくすると、コメントやメールをくれる社員が、少しずつ現れて、社風も変わっていったそうです。
社員は、トップの言動に、関心を持っています。
日々発信すれば、必ず受け取り、何かしらを感じてくれるはずです。