自動化時代の社員像
今、多くの業界で、自動化が進んでいます。
これまで人がやっていたことを、次々と機械が担うようになっています。
それに伴い、社員に求められる能力は変わってきます。
それでは、これからの社員にとっては、どのような能力が重要なのでしょうか?
それは、他業界に先がけて自動化された業界から学ぶことができます。
例えば、航空業界。
飛行機の操縦は、かなり前から自動化されています。
そのため、「パイロットに求められる能力は、操縦能力だけではない」と航空業界の求人専門誌に書かれていました。
現在のパイロットに、強く求められる能力は、「マクロに状況を把握し、細かい異変に気づける能力」なのだそうです。
飛行機は、行程の大部分を自動で飛びます。
しかし、リスクは、前準備から着陸後まで、多岐にわたる領域に潜んでいます。
ですから、それらの領域に関わるすべての人たちの動きに気を配り、適切にコミュニケーションを取って、気づきを得られる能力が、必要になるとのことです。
ある領域が、自動で進んでしまうからこそ、求められる能力なのです。
これから、多くの業界にとって、必要な人材像が視えてきます。
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