部下は育てるものではない
代表在任中に、トリンプ・インターナショナル・ジャパンを、19期連続増収増益に導いた名経営者、吉越浩一郎氏は、「上司の役割は、部下を育てることではない」と言います。
部下を育てるのは、上司ではなく、仕事そのものだからです。
上司が先生として、いくらがんばって仕事の仕方を教えても、部下の仕事力は上がりません。
仕事力は、仕事をする過程の中で鍛えられていくものなのです。
ですから、「上司は、先生ではなく、同志として、共通の問題をどう解決するかについて、同じ目線で取り組む必要がある」と、吉越氏は、説きます。
上司と部下が一体となって、成果を上げるために、一所懸命取り組んだとき、結果として、部下は”育つ”のです。