変えた結果、悪くなってもいい
某大手通販会社の物流センターを、視察させていただく機会がありました。
開設以来、5S・改善活動の推進により、生産性をグングン上げて、今では顧客への超短納期を実現しているという、すごいセンターです。
お話をおうかがいしていて、そのポイントは、”変える”ことに対する姿勢にあると感じました。
責任者のJ氏は、5S・改善活動の結果、効率化の成果が出ており、順調に回っているスペースでも、半年もすると「やり方を変えろ」と言うそうです。
うまくいっているやり方を、あえて変えることを求めるのです。
「変えた結果、効率が悪くなってもいい」と言います。
理由は、「組織全体が、変えることに対しての抵抗感を持ってしまうことが、最も恐ろしいから」です。
いったん効率が悪くなっても、再度考えて、工夫すればよいという考えです。
市場の変化に対応して変わるためには、変えられる組織風土づくりが非常に重要だということなのでしょう。