なぜダイバーシティか?
ダイバーシティ・マネジメントの目的は、人材の多様性を促進し、活かして、組織を発展させることです。
この”多様性”とは、人種や国籍、性別だけではありません。
年齢、学歴、雇用形態、価値観、信念、性格、能力、動機など、幾多の違いを示しています。
では、”多様性を活かす”とは、具体的には、どういうことでしょうか?
立教大学の尾﨑俊哉教授は、以下の3つだと説いています。
①同一の能力を持つ者を同一条件で職に就けることによる生産性アップ
②能力や特性に応じて、適材適所で配置することによる生産性アップ
③多様な能力・特性の者が、一緒に知的生産を行なうことによるイノベーション
つまりは、年功序列や性差別、人種差別による非効率をなくし、創造的な組織を創るマネジメントでしょう。
言うまでもなく、企業にとって、生産性アップとイノベーションは、最重要課題です。
ダイバーシティ・マネジメントは、最重要の経営戦略だと言えます。
「ダイバーシティ・マネジメント入門|経営戦略としての多様性」(ナカニシヤ出版)
https://www.amazon.co.jp/dp/477951150X