想いの浸透度を測る方法
朝礼や会議のときに、多くの経営トップが、ご自身の想いを伝えるための講話の時間を設けています。
しかし、どれだけ熱く語っても、想いというのは、なかなか伝わらないものです。
従業員の方々とは、立場や見識が違うため、ある程度は仕方がないことでしょう。
相手が若い従業員なら、経験の差もあるため、なおさらです。
ですから、経営トップは、同じことを、根気強く言い続ける必要があります。
ただし、想いを伝えるのは難しいですが、『末端までどの程度伝わっているか』を測ることはできます。
その方法は、末端の従業員に、議事録を作ってもらうことです。
ご自身の講話をまとめた議事録を作成してもらうと、その方がどの程度解かったのか、明らかに判ります。
多くの会議では、ディスカッションで決まったことだけを議事録に残しているでしょう。
しかし、想いの伝達の度合いを測るため、講話の部分の議事録も作成するルールにすべきです。