RPA導入のコツ

Pen Iconこの記事の執筆者

橋本 直行

船井総研ロジ株式会社 代表取締役社長

わが国におけるRPA(Robotic Process Automation)の市場規模は、2013年には、約200億円でした。

しかし、その後、ものすごい伸びを見せており、2020年には、約5,000億円に達すると見込まれています。

私たちのクライアントでも、導入を検討される企業が増えてきました。

そこで、今回は、RPA導入のコツをお伝えします。

それは、ズバリ、業務の『全自動化』を期待しないことです。

RPAを使えば、パソコン内で行なうルーティン業務なら、かなりの割合で自動化することができます。

しかし、実際には、最初から最後まで、細分化されたすべての工程がルーティンであるケースは、そう多くありません。

また、パソコン内で完結せず、アナログの工程が、業務フローに含まれているケースが、結構あります。

ですから、多くのケースで、「この工程は人間がやり、この工程はロボット(RPA)がやる」と細かく分業した方が、うまくいきます。

ロボットと協業するようなイメージです。

例えば、毎日一回、15分かかる工程が自動化されたら、月20日で300分間(=5時間)、12ヶ月で3,600分間(=60時間=2.5日間)の業務が削減されます。

こういった単位の削減を積み重ねていけば、大きな成果を得ることができます。

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橋本 直行

船井総研ロジ株式会社 代表取締役社長

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