トップの役割
トップの有すべき重要な能力として、橋下徹氏は、総合判断の力を挙げています。
『総合判断の力』とは、曰く「有用な専門家を選んで、専門家同士で議論をしてもらい、あとは腹にストンと落ちる意見を採用する」力のことです。
つまり、総合判断の力とは、
①人の専門性・知見を判定する
②複数の意見を公平に受け取る
③執行を決断する
という3つの力だということでしょう。
橋下氏はまた、「トップがよく勘違いしてしまうのは、自分が専門家になろうとすること」だと指摘しています。
その道一筋の専門家に、専門的知識で勝てるわけがなく、時間の無駄ですし、そもそもトップの役割は、そこにないからです。
トップは、総合判断の力を磨き、発揮することに専念です。