orをandに
「今まで”or”だったものを”and”にできないか?」という発想には、イノベーションの種があります。
例えば、世の中には、「大型トラックに乗ってみたい」という潜在層は、一定数います。
しかし、「長距離運行で、何日も家を空けるのはイヤだ」、「『小型トラックや中型トラックから始めて、将来的に大型トラックに乗らせてもらう』というような時間のかかるのはイヤだ」といった理由によって、大型トラックドライバー職への応募に至らない人が、結構な割合でいます。
つまり、
『大型トラックに乗る or 毎日帰宅する』
『大型トラックに乗る or 小型・中型トラックから修業を積む』
という、”or”の選択肢なのです。
ワークライフバランス、下積み修業との二者択一は、人生の選択として、大きなものです。
ここで、これらの『”or”を”and”にするイノベーション』を起こせた企業は、躍進できます。
「中継輸送を仕組み化して、大型トラックの輸送業務を中距離化し、ほぼ日帰りにする」、「大型免許取得~初任研修の仕組みを高度化して、初心者をスムーズに戦力化する」といった取り組みで、成果を上げている運送会社の例は、まさにイノベーターです。
自業界の”or”の常識を”and”にできないか、考えてみましょう。