イノベーションの日常化

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橋本 直行

船井総研ロジ株式会社 代表取締役社長

世界で最も革新的な企業のひとつ、グーグルの日本法人の幹部の方が、「当社の強さはイノベーションが日常化していることだ」とおっしゃっていました。

同社には、次々と新しいものが生まれ、発展する環境が整っているというのです。

あくまでも私見とのことですが、彼は、そういった環境を醸成するためのポイントを以下のようにまとめていました。

1)社員を信頼する
有名な「20%ルール」にも表れているように、社員の時間の使い方に最大限の裁量権を与え、新しいことに取り組む習慣を創り出しています。

2)高効率なインフラを用意する
お家芸ですが、ITシステムの革新により、より業務効率が向上する環境を自分たちで創り続けています。ちなみに、現在、世界中に多大なユーザーを有するサービスの中には、はじめは自分たちのために作ったものも少なくないそうです。

3)ダイバーシティとインクルージョンを確立する
ダイバーシティとは多様性、インクルージョンとは包括と訳されます。同社は、様々な立場、考え方の人を内包し、シナジーを生む文化を創っています。老若男女、異なる人種、国籍、趣味嗜好の人がいてこそ、どの顧客層にもマッチするサービスが創り出せると考えているとのことです。

イノベーション組織のキーワードとして、裁量権、ITインフラ、多様性・包括は押さえておきたいですね。

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橋本 直行

船井総研ロジ株式会社 代表取締役社長

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