再教育投資
前号では、米アマゾンが、自社にずっと留まらないで、将来的にはキャリアチェンジすることを考えている社員にも、専門教育サービスを提供し、採用力を高めているという話をしました。
では、社内でのキャリアアップについては、どのような方向性を示しているのか、『米国先進企業視察セミナー』にご参加いただいていた、会員企業の社長より、情報をいただきました。
社員ひとり当たり約7000ドル(約76万円)の再教育投資だそうです。
先日の同社フルフィルメントセンター視察の案内をしてくれた現場社員のうちのひとりは、「社内eラーニングシステムを使って、Webエンジニアになる勉強をしている」と言っていました。
もしかすると、社内でのキャリアチェンジを目指しているのかもしれません。
本マガジンでも、何度か提言してますが、「辞められるよりも、異動してもらう」のを仕組み化するのが、これからの時流に適応したやり方です。
キーワードは、”社内公募”に加えて、”再教育投資”ですね。