経営トップの時間の使い方
グーグルの元CEOで、現アルファベットの取締役兼顧問のエリック・シュミット氏は、1997年にノベル(かつて存在したソフトウェアとサービスの会社)のCEOに就任した際、かのビル・ゲイツ氏から、貴重なアドバイスをもらったそうです。
それは、経営トップにとって最も重要な、『時間の使い方』に関するアドバイスです。
「収益の8割を稼ぐ事業に、8割の時間をかけよ」
経営トップの眼は、常に未来を見ています。
ですから、育成事業、新規事業に時間を注ぎがちになります。
しかし、ゲイツ氏は、そのことによって屋台骨が揺らいだら、元も子もないということを指摘しているのでしょう。
企業として、既存の柱となっている事業に10割注力していたら、将来的にはじり貧になる可能性が大です。
『既存:新規=8:2』で、新たなことに取り組むべきです。
当然、経営トップの時間配分は、同じ割合になるのです。