リモートワークとリアルオフィス
リモートワークを採り入れる企業が増えています。
働く場所を選ばず、通勤の手間もなくすことで、効率を上げる、働き方改革の最適施策のひとつです。
しかし、グーグル幹部のジョナサン・ローゼンバーグ氏は、「会社全体に広がると、職場から生気が失われるリスクがある」と言います。
ここで言う”生気”とは、クリエイティビティ(創造性)のことだと思います。
よく知られるように、グーグルは、オフィスでの交流を最大化するために、徹底的に投資を行なっています。
”何でもある”機能満載のオフィスを作り、社員が出社して働きたくなるようにしているのです。
ただし、むやみに大きくして、社員同士の交流が起こりにくくなるようなことはしません。
また、高級家具といった、交流の最大化という目的の達成に関係ないものにも、投資しません。
ローゼンバーグ氏は、『会社全体に広がると』と前置きしているように、リモートワークを否定しているわけではありません。
しかし、新しいものが生み出される環境として、社員同士の交流が起こるオフィスは、重要だということです。