社長は駅伝ランナー
アサヒビール元社長の瀬戸雄三氏は、経営トップの使命について、以下のような言葉を遺しています。
「社長業は駅伝と同じだ。必死で走り、順位を上げて、バトンを渡す」
創業者を第一走者として、次の区間以降、グイグイ順位(次元)を上げていくという例えは、社長自身の使命認識にあたり、とても解りやすいと感じます。
そして、後継者には、さらに順位を上げられるような人を指名すべしということでしょう。
この言葉のとおり、瀬戸氏は、先代の樋口廣太郎から社長のバトンを渡された後、さらに同社を伸ばし、業界ナンバーワンに導きました。