他人のための無限エネルギー
大きく成長する企業は、大きなミッションを有していると言われます。
GAFAなどの近年の急拡大企業は、人類規模の課題を解決を目指す、特に大きなミッション(MTP:Massive Transformative Purpose)を掲げています。
船井総研グループ創業者の舩井幸雄は、かつて「人間というのは大義名分なしには、大きなことはほとんどできない存在だ。大義名分、つまり収益性だけでなく社会性や教育性を追求するという目的があれば、経営者も社員も、より働く気になって働ける」と説きました。
ミッションとは大義名分ですから、この理論は証明されていると言ってよいと思います。
では、なぜ大義名分があれば、人はやる気を出せるのでしょうか?
脳科学者の茂木健一郎先生が、数日前のnoteで、思わず「なるほど、そうか!」とうなずいてしまう説明をされていました。
「自分のため」では、一人分のエネルギーしか出ない。
「他人のため」ならば、世の中には他人はたくさんいるから、無限のエネルギーが出るのだ。
対象の人数とやる気のエネルギーは、比例するということですね。