失敗率80%
米国の人気ブロガー、エリック・バーカー氏は、著書『残酷すぎる成功法則』の中で、「プレーヤーが、おもしろくてやり続けてしまうゲームには、『失敗率が80%』という特徴がある」という、興味深いルールを紹介しています。
確かに、めちゃくちゃ簡単で、すぐにクリアできてしまうゲームは、張り合いがありません。
逆に、なかなかクリアできないゲームには、ずっと情熱を注ぐことができます。
同氏は、「多くの職場が、休日を待ち望んで、黙々と目の前の業務をこなすだけの退屈な場になっているのは、ゲーム性がないからだ」と指摘します。
多くの企業が持つ、失敗を嫌う性質が、従業員の情熱を殺しているのです。
致命傷にならない、小さな失敗もできない(やりにくい)組織の構成員のモチベーションは、上がらなくて当然だということでしょう。