社史編纂の意義

Pen Iconこの記事の執筆者

橋本 直行

船井総研ロジ株式会社 代表取締役社長

業歴の長い企業は、歴史そのものが、アドバンテージになります。

時流変化、好不況、天災、事件・事故など、幾多の試練を乗り越えてきた経験から得た糧を、現在および将来の戦略・戦術に活かすことができるからです。

数百年の業歴を持つ、ある酒蔵では、創業以来、当主に日記を付けることが、義務づけられています。

外部環境、内部環境の変化を受けて、どのように考え、対処したかが、家の財産になるからです。

当代の当主は、壁に当たったときに、類似の事例を探して、ご先祖様の日記を検索し、打開策のヒントを得ているのです。

昨日、訪問した会員企業I社(創業54年)では、2代目である現社長が、このようなメリットを捉え、社史の編纂を検討されていました。

非常によいことだと感じました。

企業の過去をしっかり整理することは、決して懐古趣味ではなく、未来を創るための有効な取り組みです。

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橋本 直行

船井総研ロジ株式会社 代表取締役社長

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