コスト偏重の時代では無くなった

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普勝 知宏

船井総研ロジ株式会社 ロジスティクスコンサルティング部
チームリーダー チーフコンサルタント

製造業や通販企業などの荷主企業に対し物流の改善提案を行い、物流拠点の見直しや物流業務委託先の再選定(物流コンペ)を進めてきた。物流拠点の見直しでは、コストやリードタイムだけでなく拠点BCP等のリスクも加味した提案を行っている。
また、物流業務委託先選定ではRFPの作成支援・コンペ事務局などを実行し、定量・定性両面での物流会社評価を行う。現在は物流現場の作業生産性向上や保管効率向上、5Sの導入による倉庫管理の改善に注力しており、各社の物流現場に合わせた改善手法の提供を行っている。​​

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我々、物流コンサルタントの特徴として、荷主企業の物流部門担当者と接点を持つ機会が多いことが挙げられます。

物流部門では「会社が策定した経営戦略をどのように実現するか」「販売戦略を支える物流体制をどう構築するか」といった物流の果たす役割を検討しています。

日々の業務をより早く・品質高く・安全に実行するためにどのような取り組みやツールの導入が必要なのかを考察しており、当社コンサルタントはその支援・バックアップに携わることが必然的に多くなります。

コスト偏重から安定的な物流体制の構築へ

これまで、荷主企業の大半はコストを最重要視していました。

外部調達においては、より安く物流サービスを享受することを優先してきました。

しかし、直近2~3年は、物流を取り巻く環境について徐々に理解が深まり、価格(コスト)よりも安定的な物流体制の構築に重きを置く経営方針にシフトチェンジする荷主企業が増加しています。

安定物流を第一に体制構築を推進することは物流部門担当者だけではなく営業部門や企画部門、

さらには経営層まで会社全体の共通認識として持たれており、その思考を踏まえた上で物流戦略の策定や新しい取り組みの導入が検討できる様になってきました。

そのような共通理解の中で物流部門が主導して策定した物流戦略は、会社方針としての最終決定を経営層に上申することになります。

安定的な物流体制の構築に向けて

しかしながら、物流部門から上申された物流施策を検討する際、経営層は安定的な物流体制の構築が最重要であると分かっていながら、定量面の価格(コスト)に関心が移ってしまうことが多々発生します。

事業運営を任され企業成長を目指す上で経営層がコスト面を重視するのは至極当然のことでありますが、その結果、コスト安の裏に潜む定性面におけるリスクやデメリットの解消は議論されず、物流部門任せになりがちです。

共通理解のもとで安定的な物流体制の構築を目指していたはずが、物流部門と経営層の意向に食い違いが発生し、結果として本来の目的と異なった選択になることがあります。

当社では、第三者かつ物流のプロの目線で各社のあるべき物流流体制の構築または適正な提案施策評価を行うことが可能です。

評価にあたってはコストの大小だけでなくリスクの大小も加味し、最適な物流体制を評価・策定します。

これまでの支援実績から収集した膨大なノウハウを活用して戦略策定構築の支援をすることも可能です。
第三者として客観的に貴社経営層に物流リスクとあるべき方向性を伝えます。

物流戦略策定にお困りの方は、ぜひお気軽にお問合わせ下さい。

経験豊富な当社コンサルタントが要望をお伺いします。

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普勝 知宏

船井総研ロジ株式会社 ロジスティクスコンサルティング部
チームリーダー チーフコンサルタント

製造業や通販企業などの荷主企業に対し物流の改善提案を行い、物流拠点の見直しや物流業務委託先の再選定(物流コンペ)を進めてきた。物流拠点の見直しでは、コストやリードタイムだけでなく拠点BCP等のリスクも加味した提案を行っている。
また、物流業務委託先選定ではRFPの作成支援・コンペ事務局などを実行し、定量・定性両面での物流会社評価を行う。現在は物流現場の作業生産性向上や保管効率向上、5Sの導入による倉庫管理の改善に注力しており、各社の物流現場に合わせた改善手法の提供を行っている。​​

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