物流の“中抜き”“非効率”を根絶!多層マージンを断ち切る「4PL戦略」
目次
限界を迎えた日本の物流構造
荷主企業の皆さんは、自社の貨物が最終的に誰の手で届けられているかを正確に把握していますか?
「うちはA社と契約しているのだから、当然A社が運んでいるだろう」と思われがちです。しかし、日本の物流業界の現実は、多くの場合、そうではありません。A社の下請けであるB社、さらにB社の再委託先のC社が運んでいる…といった、多重下請け構造に陥っているケースが大半です。
これは、長い年月をかけて業界内で作り上げられてきた構造です。
近年、この多重下請け構造そのものが深刻な問題として浮き彫りになってきました。元請け-下請けという従来の体制は、もはや限界に達しています。人手不足やコスト高騰の中、中間マージンだけが多層的に発生し、現場で働くドライバーへの負担だけが増大。これまで「当たり前」のように行われていた物流業務が立ち行かなくなり、荷主企業の貨物が「届けられない」という危機が、すぐそこまで迫っています。
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3PLの限界と4PLへの変革
この多重構造を前提とした従来の3PL(サードパーティー・ロジスティクス)では、近い将来、限界を迎えると言わざるを得ません。3PLが物流業務の「実行」を担う中で、その実務もまた、多重下請けの網に組み込まれてしまうからです。
今後、物流業界は避けられない変革の時期を迎えます。危機を乗り越え、この大きな構造改革の波をチャンスに変えるための、一つの決定的な解が4PL(フォースパーティー・ロジスティクス)です。
4PLは、単に物流業務の総元請けになるわけではありません。既存の物流業者や仕組みにとらわれず、本当の意味で荷主企業様の立場に立った『戦略的パートナー』として機能します。現状のサプライチェーン全体を最適化し、改革をリードする。これが、4PLが担うべき役割です。それは、従来の3PLの単なる派生形ではなく、危機的状況を打破するための新しい体制です。
さいごに
まさに、従来の3PLの単なる派生形ではない、この危機的状況を打破するための新しい体制が求められています。しかし、この大きな構造改革の波を前に、「具体的に何から手をつければ良いのか?」「自社に最適なパートナーは誰なのか?」といった、新たな課題に直面されている方も多いのではないでしょうか。
その具体的な答えと、改革を成功に導くための道筋を、以下のセミナーで詳しく解説します。現場の課題から経営戦略まで、荷主企業が今すぐ取り組むべき次の一手をお伝えします。この「貨物が届けられない」という危機をチャンスに変えるための決定的な解を、ぜひ掴みに来てください。
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本セミナーでは、船井総研ロジ ロジスティクス支援部 チームリーダー 矢部 誠が登壇します。
【講座概要】
・多重構造が引き起こす物流課題 ・4PLが果たす機能と3PLとの違い ・なぜ今3PLから4PLへの変化が必要なのか