ロジノウハウを取り戻す!荷主企業のロジスティクススキルセット
2025年も年末が差し迫ってきました。2026年を迎えるにあたり荷主企業の皆様も来年度の計画と予算策定に忙しくなってくる時期かと思います。
今回のテーマは「ロジスティクススキル(ノウハウ)」です。
目次
荷主企業が直面する課題:「ロジを担う人材の不足」
2026年に向かうにつれて、ご相談いただく機会が増えてきています。これは期末の予算消化、来期の活動焦点の絞り込み、物流企業からの値上げ要請の妥当性の相談であったり、CLO設置の相談であったりと本当に幅広いものになります。
しかし、いずれのご相談にも共通することが、「ロジを担う人材の不足」です。
アウトソーシングの進展とノウハウの喪失
国内のロジスティクスはこの20~30年の間に随分アウトソーシングが進みました。物流企業も3PLという業態を掲げて、物流業務受託に意欲的に取り組まれてきました。そのような中で、荷主企業のアウトソーシングが30年経った今、荷主企業からロジスティクスノウハウがそぎ落とされてしまったのです。これは業務委託という形態上、仕方のないことかと思います。
2026年以降の環境激変とコスト上昇の危機
しかし、事態は2026年以降も大きく変わり続けます。昔はアウトソーシングして、「餅は餅屋に任せておけば」という感覚であったかもしれませんが、これからは違います。ロジスティクスを取り巻く環境は逆回転をはじめ、労働人口は急激に減少し、物流機能を利用する対価は上昇する一方です。コストコントロールできなければ、ロジスティクスコストは一気に上昇して、営業利益を圧迫します。経営に与える影響は大きく、即効性があります。
今後の対策
その中でこれからの荷主企業はロジスティクスノウハウ&スキルを再度獲得しなければなりません。人口変化により、企業を取り巻く環境が変化したのですから、転換を図る時期に入ったということです。
競争という観点から見ると、アウトソーシングをしてきた企業の多くがこのような状態にあるため、早く社内にロジスティクスコントロール機能を確保した企業が、そのリスクを排除し、競争優位に立つことができると考えることができます。
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