最新動向!2025年の荷主物流責任者の活動ポイント その2
2025年も半分が終わり、2026年に向けた活動も視野に入れた活動が必要となる時期です。前回5月19日に掲載した「2025年の荷主物流責任者の活動ポイント」で記述しましたとおり、2026年には特定荷主企業のCLO設置により、物流業界のリソース獲得合戦が本格化します。そのために準備するのが2025年後半というところでしょうか。
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物流リスク対策~今すぐ始めるべき10のステップ~
荷主企業としては自社のリスクに対する具体策を決定し、実行に移さなければなりません。そのための活動は下記のステップです。
- ①幹線輸送・末端輸送・保管・荷役・流通加工におけるリスクを洗い出す
- ②リスクの大きさを数値化する
- ③リスクの緊急性を数値化する
- ④リスク解消の所在(自社orパートナー企業)を区分する
- ⑤リスク解消した時のあるべき姿を明文化する
- ⑥リスク解消の具体策を策定する
- ⑦リスク解消の難易度及び必要期間を数値化する
- ⑧②③⑦をもとに優先順位を決定する
- ⑨ロードマップとしてリスク解消の実行ステップをスケジュール化する
- ⑩経営層に物流リスクを説明する機会を設け、経営に与えるリスクを共有する
これからの国内物流環境の変化とそれに起因する荷主企業の物流リスクは、時間が経過することで自然に解消されるものではありません。時間の経過とともに顕在化するものです。先んじて動くことで選択肢は残されており、交渉や選択も厳しさが回避できます。早く動くことが肝要といえます。
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さいごに
船井総研ロジではロジスティクス・リーダーシップ・サロン(LLS)を運営しています。その中で、まさに今注目されているCLOの設置状況や、先進的な企業の取り組み事例について情報交換会を行っております。今後の勉強会の概要は以下の通りです。
会場:船井総研グループ東京本社「サステナグローススクエア TOKYO」
開催日程:2025年7月24日(木)、11月20日(木)
開催時間:各回11:00~16:30
これからの物流改革の実行を本気で検討したい企業様は是非ご参加ください。無料お試し参加も受け付けております。
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全国各地から荷主企業(製造業・卸売業・小売業)の物流責任者が集まる会員制の勉強会です。
アットホームな集まりで活発な議論や知識共有・知見の幅を広げることで、サスティナブルなロジスティクス体制の構築を実現することを目的にしています。
ご興味をお持ちいただきました方は、是非お試し参加(初回のみ無料)をお待ちしております。