二極化する若手世代 ~「今の若者はこうだ!」と決めつける落とし穴~
2019年4月に施行された働き方改革から、業界問わず職場環境が見直され、従業員もお金だけではなくプライベートを重視する傾向にあるといった話はよく耳にします。特に若手世代になればなるほど、そういった傾向が特に強いと思いがちです。
ですが、採用において”若者(Z世代)こうだから”と決めつけるのは非常に危険です。 なぜなら一口に「Z世代」といっても、しっかり働きたい層とほどほどに働きたい層が二極化しているからです。
目次
「Z世代」=「ほどほどに働きたい(休み重視)」は本当か?
Z世代の興味・関心を引く募集内容
確かに以前よりも「労働はほどほどに・・・」といった層はどの業界でも増えましたが、ドライバー市場に絞るとどうでしょうか? 全国の運送会社で採用コンサルティングをする中、同じ職種を下記の異なる打ち出しで募集をかけたところ
- ①お金が稼げる(月収〇〇以上可!トラックドライバー等)
- ②キャリアアップできる(免許取得制度あり!トラックドライバー等)
- ③休みが多い(年収〇日!トラックドライバー等)
- ④未経験でも活躍(未経験歓迎トラックドライバー等)
クリックや応募される確率が高いのは①と③でした。
※一部、2トントラックドライバーなどハードルの低い職種は、④未経験が人気な傾向もあり。
Z世代ドライバーの採用に成功している企業の取り組み
求職者の心理を考えると 「若いうちから現場に出てしっかり稼ぎたい層」と「時代に合わせたほどほどに働きたい層」が二極化されていることが分かります。特に現場で活躍するドライバーは、他業種よりも①のお金を重視する傾向が強いと感じられます。ですので、「Z世代」=「ほどほどに働きたい(休み重視)」と決めつけると大きな層である①を逃してしまうので注意が必要です。
こういった二極化が進む中、若手(Z世代)採用に成功している運送会社は同じコースでも職種を分けて働き方をドライバーが選択できるようにしています。 具体的に言うと下記のようなコース分けです。
- ・職種A:週休3日/25万円~30万円
- ・職種B:4週6休/32万円~38万円
採用難の時代を生き抜くために、ドライバーが考えることを想像し、新しいコース(職種)を検討してみてはいかがでしょうか。
【関連するダウンロード資料】若手ドライバーを獲得する新採用手法
【無料ダウンロード】
”働き方改革”や”女性活用”など時代の変化により採用市場、求職者が企業に求めること、選考方法などが大きく変わっています。この事実を正しくつかむことができず、従来のやり方で採用活動を行っていませんか?若者の求職者心理を正しく理解し、ドライバー採用を優位に進めましょう!
- 【資料を読むとこのようなことがわかります】
- ・Z世代における求職活動の特徴
- ・年齢別転職活動の実態
- ・Z世代へのアプローチ手法 など
【関連するコンサルティング】ドライバー採用コンサルティング
船井総研ロジでは、従来の採用戦略自体から見直す「トリプルメディアリクルーティング」を提供しています。
- 【トリプルメディア戦略の特徴】
- ・オウンドメディア(自社ホームページ)で自社情報を発信する
- ・ペイドメディア(各求人媒体)で求職者との接点をもつ
- ・アーンドメディア(SNS)で転職潜在層に向けてアプローチを行う
サービス/ロジスティクスプロバイダー経営研究会
- 概要
- 業績アップに特化した物流企業が集まる経営研究会!船井総研ロジが主催する研究会は、日本の物流業界をけん引する企業が一堂に会し、業績アップのノウハウを学びます。
- 詳細
- https://www.f-logi.com/butsuryu/society/
サービス/物流企業向けコンサルティング
- 概要
- 当社が有する以下のノウハウを最大限に活用し、コンサルティングサービスを提供しています。物流業界に特化し、全国で300社以上の物流企業の業績アップコンサルティングを展開しています。
- 詳細
- https://www.f-logi.com/butsuryu/consulting/