長距離ドライバーの定着率をあげる「電話フォロー」
定着率向上を目的にドライバーとの「コミュニケーション」を見直している物流会社も少なくありません。多くの会社では取り組みの1つとして、管理者もしくは社長が時間を取り、ドライバーと「1on1面談」を実施する会社も増えてきたように感じます。
しかし、長距離ドライバーにおいては、そう上手くいっていないという声をよく耳にします。「帰ってくる時間がバラバラなので面談の時間が取れない」、「長時間運行して帰ってきたドライバーさんはいち早く休ませてあげたい」など、コミュニケーション機会が不足しがちです。
今回はドライバーとのコミュニケーションに注力し、社員の定着に成功した運送会社の事例を紹介いたします。
たった〇〇分の電話フォローでドライバーが定着?
長距離輸送をメインに行っているある運送会社では、ドライバーさんの入社1か月目・2か月目・3か月目・6か月目の節目に事務員さんが電話ヒアリング・フォローを行っています。
事務員の負担にならないように、「最近体調はどうか?」「仕事には慣れてきたか?」など、簡易的な質問項目を5つ定め、約10分ほど電話でコミュニケーションをとってもらっています。電話した内容はメモをして、それぞれの項目を5点満点で評価し、2点以下の項目が付いた場合は、管理者が別途対応する体制をとっています。
実際に挙がった声としては、
- ①「腰が悪くなってきて正直今の仕事がしんどい」
- ②「Aさんに〇〇と言われて悲しい」 など
退職前の悩み・相談などを把握することができています。そのため、①にはコースの変更、②には班メンバーの変更で対応することで、無事定着することができました。
また、本音や相談を聞き出すためにも、直接的に業務に関与することがない方(今回であれば事務員)が電話することも1つのポイントでしょう。
なかなか時間が取れない長距離ドライバーに対して、定期的な「電話フォロー」は有効なコミュニケーション手段です。特に、追加で費用をかけることもなく、明日から実施可能な取り組みです。長距離ドライバーの定着でお困りの会社は、「電話フォロー」の取り組みをぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
ドライバー一人ひとりの声に耳を傾け、サポートを継続することが、長期的な企業成長につながります!
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