採用DX~チャットボットの活用で入社率を改善~
今回の採用DXは入社率を改善する「チャットボット」の活用法について、事例を交えて解説していきます。
目次
チャットボットとは
インターネット上でテキストのメッセージをやりとりすることができる「自動会話プログラム」のことを指します。近年、BtoC向けのサイトではチャットボットの活用が増えてきています。チャットボットは運送会社のリクルーティング活動においても、効果を発揮します。
ある運送会社様では、採用サイトにチャットボットを導入したところ、応募率、内定率、入社率に改善が見られました。
チャットボット導入によるある運送会社の採用事例
採用サイトにチャットボットを導入したところ、以下のような数値の変化が見られました。
〈数値の変化〉
応募率(応募数/HP訪問数) | 内定率(内定通知数/面接実施数) | 入社率(入社数/内定承諾数) | |
2022年1月~2月 | 4.64% | 31% | 7% |
2023年1月~2月 | 5.64% | 52% | 13% |
あるアンケート調査では、求職者が応募前に知りたい情報として「仕事内容」「具体的な働き方」が挙げられているように、この企業のチャットボットでは、仕事内容に関する質問をする求職者が多く、その疑問をリアルタイムで解決することができています。
仕事内容に関する疑問を解決した状態で応募・面接を行っているため、応募者が思い描いている「仕事内容」と「実際の業務」とのギャップが少なくなったと考えられます。これにより、応募率に大きな変化は見られませんでしたが、内定率は21ポイント、入社率は8ポイント改善をしています。
まとめ
求職者のニーズにリアルタイムで、スピード感を持って応答することができるチャットボットは今後の採用活動において必須ツールになります。
まだ、運送会社で採用チャットボットを活用している企業は少ないため、他社が着手する前に、デジタルツールを活用した採用DXを進めることをお勧めします。
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