選ばれない理由
個人的な話ですが、コロナ以後出張時のホテル選びの基準が変わりました。以前はアクセスの良さ・部屋の広さ・アメニティの数でしたが、今はデスクが大きい・電源が豊富・チェックアウト時間が遅いが私のホテル選び基準の上位になりました。
理由は、リモート会議が増え、部屋で打ち合わせをしてから出発することが増えたからです。そのため、かつてよく利用していたホテルでもチェックアウト時間の早さを理由に利用しなくなったりしています。
つまり、「選ばない理由」というものが意外と消費者心理には影響するということです。
応募者・荷主目線で自社を見直す必要性
最近コンサルティングの現場で、採用や荷主獲得のアドバイスを求められると、Webサイト上での情報量やアピールポイントについてはもちろん話しますが、それと同時に、実際にスマホでその会社のHP閲覧をしたり、Googleマップで社名を入れてルート検索して面接場所までの道案内を出したりします。
そうすると、意外とHPが見にくかったり、情報量が逆に多すぎてスッと入ってこなかったりします。道順検索のシーンでも、いざ近くに来ても入り口がわかりにくかったり、付近に複数営業所があり迷ったり、はたまたGoogleで掲載されている口コミが悪い口コミにあふれていて、これでは行く気がなくなるなと思ったりします。
こうなると、私が来訪者の場合であれば、「後でいいか」と黙ってスマホを閉じてしまうと思います。
待遇を改善すれば応募してくれるのだろうか?もっと細かく車両紹介を掲載したほうが荷主は依頼しやすくなるだろうか?スタッフ紹介のページは入れるべきだろうか?と色々考えることはもちろん大切ですが、実は応募者・荷主目線で考えるなら、絶対その会社でしか得られないものでなければ、他社でも良いわけで、アクセスしやすい競合を選んでしまうかもしれないということです。
そう考えると、「選ばない理由」は意外とちょっとしたことだったりします。少し応募者・荷主目線での自社の阻害要因に目を向けてみても良いのではないでしょうか。
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