中堅・中小物流企業の大卒採用動向
業績を上げ続けている物流企業は具体的に何をしているのか|物流企業のWEBマーケティング事例集
大卒採用に成功している中堅・中小の物流企業が増えています。増えている要因として、「学生の就職観の変化」と「大卒有効求人倍率の低下」が挙げられます。本コラムでは、この2つの要因が 中堅・中小物流企業の大卒採用に与える好影響について、くわしく解説します。
目次
学生の就職観の変化
『マイナビ 2022年卒大学生就職意識調査』によると、学生の企業選択のポイント上位3つは、
- 第1位「安定している会社」(42.8%)
- 第2位「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社」(34.6%)
- 第3位「給料のよい会社」(17.5%)
となっています。第1位「安定している会社」は、前年調査から増えていますが、第2位「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社」、第3位「給料のよい会社」は昨年より減少しています。
新型コロナウイルス感染症の影響による見通しが立たない経済情勢による不安から、少しでも安定した企業を選択したいという思いが、結果に表れています。
なお、2002年の同調査では、
- 第1位「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社」
- 第2位「働きがいのある会社」
- 第3位「安定している会社」
という順位でした。企業選択において、かつては「やりがい」が重視される傾向にありましたが、現在は「安定」を求める傾向が強いということがわかります。
大卒有効求人倍率の低下
リクルートワークス「大卒求人倍率調査」によると、従業員300名未満の企業における2020年3月卒の有効求人倍率は8.62倍、2022年3月卒の有効求人倍率は5.28倍であり、3.34ポイントも減少しています。
また、大手企業である従業員5,000人以上の企業における2020年3月卒の有効求人倍率は0.42倍、2022年3月卒の有効求人倍率は0.41倍であり、0.01ポイントの減少に留まっています。
なぜ、大卒採用に成功している中堅・中小物流企業が増えているのか
上記2点が、中堅・中小物流企業の大卒採用成功に影響しているのですが、それは下記のような理由があります。
1つは、物流業は他業界と比べると、新型コロナウィルスによる業績への影響が小さく、学生から「安定している」と認識されているためです。その結果、企業選択の選択肢に入りやすくなっていることが考えられます。
もう1つは、大手企業に比べ、中堅・中小企業はコロナ禍の大卒採用を控えている傾向があります。他社が採用活動を控えている今だからこそ、大卒採用に着手することが有効と考えられます。
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